[wwPDB] 拡張した8桁のPDB IDとPDB DOIがPDBx/mmCIFファイルに含まれるようになりました
学術雑誌、PDBユーザー、関連ソフトウェア開発者の皆様は、ご自身の開発されたソフトウェアのコードを見直し、 PDBx/mmCIFファイル内のPDB IDのフォーマット変更とPDB DOIの組み込みに向けて準備を開始してください。
wwPDBは、PDBx/mmCIFワーキンググループと協力して、 PDBおよびCCD(化合物辞書、Chemical Component Dictionary)のIDについて、 コードの文字数を将来的に拡張する計画を立てました(過去のニュース)。 これらの拡張IDを含むエントリーは、従来のPDBファイルフォーマットではサポートされません。
以前お知らせしたように、wwPDBではPDB IDの長さを8文字に拡張し、先頭に「PDB」を付けています(例:pdb_00001abc)。
各PDB IDには対応するデジタルオブジェクト識別子(DOI)があり、これは多くの学術誌で原稿を投稿する際に必要とされ、 論文に記載されることがあります。
登録者が学術誌に情報を提供し易いように、OneDepは登録確認ページにPDB IDとDOIを表示するようにしました。
既存の4文字のPDB IDに加えて、拡張PDB IDとそれに対応するPDB DOIがPDBx/mmCIFフォーマットのファイルに含まれるようになりました。 当初は、新規公開されたPDBエントリーと更新されたPDBエントリーにのみ含まれ、後にアーカイブ全体で全てのエントリーに対して更新を行う予定です。
新しいアクセション情報はPDBx/mmCIFの _database_2 カテゴリに追加されます。
例えば、PDBエントリー「1ABC」は、拡張PDB ID(pdb_00001abc)と 対応するPDB DOI(10.2210/pdb1abc/pdb)を持ちます。
loop_ _database_2.database_id _database_2.database_code _database_2.pdbx_database_accession _database_2.pdbx_DOI PDB 1abc pdb_00001abc 10.2210/pdb1abc/pdb WWPDB D_1xxxxxxxxx ? ?
学術誌、ユーザー、ソフトウェア開発者の皆様は、コードを見直し、関連する制限を取り除くようお願いいたします。
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