[wwPDB] PDB-DevはPDB-IHMへ改名しました

現在、多くの高分子集合体の構造は、 複数の実験的手法と計算手法から得られた情報を組み合わせて三次元構造を計算する、統合的アプローチを用いて決定されています。 PDB-IHM(旧PDB-Dev)は、統合的手法やハイブリッド手法(IHM)を用いて決定された立体構造をアーカイブ化・公開し、 検索可能・アクセス可能・相互運用可能・再利用可能(FAIR)にするためのシステムです。
2024年8月、PDB-DevはPDBと統合され、PDBアーカイブの実験構造とともに統合構造を提供することになりました。 統合に伴い、統合構造にはPDBアクセッションコードとデジタルオブジェクト識別子(DOI)が割り当てられ、 IHM構造としてアノテーションされ、PDBアーカイブと PDB DOIリンク(例:10.2210/pdb8zzc/pdb)、 PDB-IHMウェブサイトからアクセスできるようになりました。 PDB-DevはPDB-IHMと改名され、PDBにアーカイブされたIHM構造を示すようになりました。
統合構造はPDB-IHM登録ポータルを通じて登録することができ、 wwPDBのOneDep登録サイトからアクセスできます。 それらはwwPDB OneDepシステムと並行して処理されます。 PDB-IHMで処理された構造は、PDB構造と同期して毎週水曜日のUTC 00:00に公開されます。
将来的には、米国のRCSB PDB、欧州のPDBe、 日本のPDBjを含むwwPDBパートナーは、それぞれのウェブサイトで統合構造を公開する予定です。
私たちは、PDB-IHMに統合構造を登録することで構造生物学のコミュニティを支援できることを期待しています。
ご質問やご意見は、deposit-help@mail.wwpdb.org又は heldesk@pdb-ihm.orgへ、英語でご連絡ください。
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