[wwPDB] 構造解析ソフトウェアパッケージからwwPDB PDBおよび3DEM Core Archivesへ構造を直接登録できる新しいツール
登録者は、新たに開発されたDeposition APIと OneDep Library を組み合わせることで、 構造解析ソフトウェアパッケージ内からwwPDB OneDepシステムへ構造を直接登録できるようになりました。 この新機能は、RCSB PDB、PDBe、EMDB、およびPhenix、CCP4、CCP-EM、Global Phasingの各ソフトウェアスイートの 開発者が参加する、wwPDB共同プロジェクトの最初のマイルストーンとなるものです。 この機能は、ユーザーが構造解析ソフトウェアの環境を離れることなく登録を開始できるようにすることで、 登録ワークフローの効率化を目指しています。 現在、この機能はPhenixおよびCCP-EM Doppioで利用可能であり、CCP4およびGlobal Phasingの ソフトウェアパッケージについても近日中に対応する予定です。 これらのツールを使用した直接登録の方法については、ドキュメントが公開されています。
この共同プロジェクトのより広い目的は、登録プロセスを簡素化・自動化するとともに、データの品質と一貫性を向上させる、 相互運用可能な包括的なツール群を開発することです。 プロジェクトの次の段階では、構造解析ソフトウェアパッケージから、登録に必要な情報を補完するための追加メタデータ、 具体的には高分子および低分子に関するアノテーションなどを提供できるようにすることに重点が置かれます。 この技術革新により、各ソフトウェアスイートは、登録要件を完全に満たし、豊富なメタデータを含むmmCIFファイルを生成し、 それをOneDepへ直接登録して処理できるようになります。 これにより、X線結晶構造解析および3DEMにおける原子座標モデルならびにそれらの基礎となる実験データ・メタデータについて、 OneDepのユーザーインターフェースから手作業でデータを入力する作業を大幅に削減できます。
さらに長期的には、これらの機能によって、構造生物学研究の過程で生成された複数の関連する構造を、 構造固有およびプロジェクト固有の情報を付加した形で、直接登録できるようになることが期待されています。 この統合されたワークフローによって、作業効率の向上、登録に要する時間の短縮、 そして登録者にとってよりシームレスな登録体験が実現されることも期待されています。
登録者の皆様には、ぜひ新しい直接登録機能をお試しいただき、 deposit-help@mail.wwpdb.org または各構造解析ソフトウェアパッケージの担当サポート窓口まで、フィードバックをお寄せいただくようお願いいたします。 フィードバックによって、今後の機能改善の方向性を決定したり、これらツールが構造生物学コミュニティの 変化するニーズに確実に応えられるようにする助けになります。
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