ニュース (2015年1月27日)
2015年1月27日の日本時間午前9時以降、PDBjのADITはX線結晶構造の登録にはご利用頂けなくなりました。 新規にX線結晶構造の登録を開始する場合、wwPDB登録ツールをご利用ください。 登録途中のセッションは、2015年7月19日までに登録を完了してください。 NMRや電子顕微鏡法などX線結晶解析以外の手法による構造は、当面はADITにてご登録ください。
2014年1月27日に、wwPDBは、新しい登録及びアノテーション処理のシステムの一部として、 X線結晶構造を対象に、登録ツールの提供を開始しました。 4200件以上の構造が新しいシステムを使って登録され、アノテーション処理が行われました。そのうち1700件以上がすでに公開されています。 またユーザからの意見に基づいて、定期的にシステムの改良を進めてきました。
新しい登録ツールの公開が成功したことを受けて、RCSB PDBとPDBjは、2015年1月27日からは、 X線結晶構造に対しては、wwPDBの新登録ツールでの登録のみ受け付けます。 同時に、従来のADIT登録システムでは、結晶構造の新しい登録の受付は停止します。 既にADITで登録処理を開始し登録を完了していないセッションについては、2015年7月19日までに登録を完了してください。
X線以外の実験手法で解析された構造の登録には、ADITを引き続きご利用頂けます。 NMRや電子顕微鏡法(3DEM)のための登録ツールは、wwPDBが現在開発を進めています。
新しいシステムには以下のような特徴があります。 PDBx/mmCIFフォーマットを利用することにより、より統一されたデータを作成できます。 登録の前でも後でも、データファイルを差し替えることができます。 アノテータと登録者間のコミュニケーション方法が改善されています。 アノテーション処理が改良されています。 幾何学的データや実験データに対して専門家から成る委員会(task force)からの提言に基づいたチェックが行われます。 より詳細な情報と ビデオチュートリアルもご覧ください。
ご質問やコメントは、info@wwpdb.orgまでご連絡ください。