ニュース (2014年2月4日)
小角散乱(SAS)データのアーカイブについて
生物学的高分子の立体構造の研究において、小角散乱法(SAS)がますます利用されています。 wwPDBは各分野の専門家からなるSAS専門委員会(SAS Task Force)を設立しました。2012年の会議で議論された内容は、論文で出版されています。[Structure Trewhella et al., 21, 875-881 (2013)]
SAS専門委員会は、次のような提言を行っています: PDBアーカイブとは別に(但しPDBと連合の)SASデータとSASによるモデルの国際的なアーカイブを設立すること。 PDBアーカイブ中のSASデータのみに基づくモデル(数十個)は、SASアーカイブに転送し、PDBアーカイブから削除すること。 PDBに登録された後、方針決定待ちのため未公開のSASデータは、PDBでは処理もアーカイブも行わないこと、代わりに、SASアーカイブが設立されれば、そちらに転送して処理すること。
wwPDBはこの提言に従う予定で、登録されたSASエントリーはPDB IDが発行されますが、PDBでは処理を進めず、公開しない予定です。
ご質問等は、info@wwpdb.orgまでお願いします。
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作成日: 2014-02-04 (最終更新日: more than 1 year ago)