9. 頂点表現
ポリゴンの頂点グループを特定するために、以下に示した3つの表現が利用できます。
標準のブール結合子'and'(かつ)、’or'(または)、'not'(否定)そして空白を使って、複雑な表現を作ることができます。 ブール結合子はそれぞれ'&'、'|'、'!'の省略形も利用できます。
9.1. 比較演算子
等号と不等号を使って、"id >= 100" のように各頂点のID番号を指定し、ポリゴンの一部分を選択することができます。 利用できる演算子は、=、==、<>、!=、/=、<、<=、>、>= です。 各頂点要素が user_data 要素を持っていたときは、user_data内の各属性は 等号と不等号で選択された頂点に利用されます。
9.2. 内部表現
内部表現ではある原子グループから指定された距離内にある頂点を選択します。
- within( <距離>, <原子表現> )原子グループの代わりに、ある座標からの距離で指定することもできます。
- within( <距離>, [x, y, z] )
- within( <距離>, {x, y, z} )2番目の場合、現在画面に表示されている座標に従って選択されます。 一方、3番目の場合は、ポリゴンファイルの初期状態の座標に従って選択されます。
9.3. 箱形表現
矩形選択表現では指定した原子グループの各原子を中心とした立方体に含まれる頂点を選択します。 表記規則は内部表現と似ています。
- box( <大きさ>, <原子表現> )2つ目の引数に座標を指定すると、その座標を中心とした立方体内部に含まれるものが選択されます。
- box( <大きさ>, [x, y, z] )
- box( <大きさ>, {x, y, z} )いずれの場合も、立方体の辺の長さは指定した値の2倍になります。