1-1) 検証レポートには、どんな種類がありますか? - validation FAQ -
準備、登録、アノテーション、公開の段階に応じて、異なる種類の検証レポートが生成されます。
Preliminary Report(初期のレポート) |
初期のレポートは、スタンドアロンの検証サーバや、登録・アノテーションシステムで、構造が初めて登録されるときに生成されます。 初期のレポートの各ページには、ピンク色の斜めの透かしで、PRELIMINARY VALIDATION REPORTと記載されています。 初期のレポートは、登録の証明にはならず、学術誌に投稿すべきではありません。 チェック項目の限界については、 FAQ 1-2) "Preliminary"な検証レポートでは、何がPreliminaryなのですか? もご覧ください。 |
Confidential Report(機密レポート) |
このレポートは、4文字のPDB IDが発行された後、アノテーション処理の段階で一度だけ発行されます。 タイトルページは、PDB ID、タイトル、登録日を表示します。 各ページには、ピンク色の斜めの透かし CONFIDENTIAL VALIDATION REPORTが記載されています。 この検証レポートは、登録者だけに送付されます。 (このレポートを論文と一緒に投稿するかどうかは登録者が選択できます) |
公開済みエントリーに対する検証レポート |
現在、検証レポートは、X線結晶構造に加えて、NMRやEMによる構造に対しても、公開されています。 検証レポートの取得についての詳細は、wwPDBサイトのwwPDB検証レポートページをご覧ください。 毎年1回、全てのPDBエントリーに対して、検証レポートは更新されます。 |
3種類のレポートそれぞれに対して、2つのファイルサイズのレポートがあります。
Summary(要約版) |
こちらは、ファイルサイズが小さい要約版で、外れ値がある場合には、各カテゴリにつき最も悪い5件のみが記載されます。 |
Full(完全版) |
こちらは、ファイルサイズが大きい完全版で、全ての外れ値が記載されます。 |
(注) | 各カテゴリで、外れ値がないか5個以下の場合には、Summary(要約版)とFull(完全版)のレポートは同じになります。 |
最新情報は、wwPDBサイト原文 (英語)もご覧ください。