RSS

用語解説ら行

用語解説トップに戻る

らい菌(らいきん、Mycobacterium leprae)

ライノウイルス(らいのういるす、rhinovirus)

ラギング鎖(らぎんぐさ、lagging strand)

ラクタマーゼ(らくたまーぜ、lactamase)

抗生物質の一種ペニシリンを分解する酵素。

Rasmol(らすもる、Rasmol)

分子の立体構造を視覚化するソフトウェア。URLは、http://www.rasmol.org/

らせん(らせん、helix)

タンパク質などの鎖状分子に見られる立体構造(2次構造)の1つ。複数形helices。タンパク質のらせん構造には、水素結合を形成する残基の間隔で、2.2_7リボン、3_10らせん、αらせん、πらせんがある。一般表記法では1回転に進む残基数n(右巻きが正)と、水素結合によってできる環を構成する原子数mを用いてn_mと表す。ポリペプチド鎖の場合、許容される構造はαらせんのみで、他のらせん構造は基本的にはみられない。

らせん菌(らせんきん、spirillum)

らせん形をした細菌。複数形はspirilla。特にらせん回転数の多いものはスピロヘータと呼ばれる。

らせんーターンーらせんもチーフ(らせんーたーんーらせんもちーふ、helix-turn-helix motif)

らせんーループーらせんモチーフ(らせんーるーぷーらせんもちーふ、helix-loop-helix motif)

遺伝子制御タンパク質によく見られるDNA結合部分の構造モチーフ。

ラマチャンドラン図(らまちゃんどらんず、Ramachandran map)

→「ラマチャンドランプロット」参照。

ラマチャンドランダイアグラム(らまちゃんどらんだいあぐらむ、Ramachandran diagram)

→「ラマチャンドランプロット」参照。

ラマチャンドランプロット(らまちゃんどらんぷろっと、Ramachandran plot)

アミノ酸残基や糖残基が前後の残基と結合する際、取ることのできる角度の範囲を図示したもの。隣接する前後の残基も含めた各原子のファンデルワールス半径から計算される。ポリペプチド鎖や糖鎖のが取りうる立体構造についての情報を与えてくれる。

ラミニン(らみにん、laminin)

基底膜を構成する主要な糖蛋白質の一種。

(らん、egg)

→「卵子」参照。

ランゲルハンス島(らんげるはんすとう、islets of Langerhans)

卵原細胞(らんげんさいぼう、oogonium)

雌性の生殖原細胞。体細胞分裂によって卵母細胞になる。卵原細胞が体細胞分裂してできたもの。

卵子(らんし、ovum)

雌性の配偶子。

ランブル鞭毛虫(らんぶるべんもうちゅう、Giardia lamblia)

ヘキサミタ科(Hexamitidae)、ヤツヒゲハラムシ属(Giardia)に属する生物の一種。鞭毛を持ち、ヒトにジアルジア症(giardiasis)を引き起こす。

卵胞ホルモン(らんほうほるもん、estrogen)

→「エストロゲン」参照。

卵母細胞(らんぼさいぼう、oocyte)

雌性の生殖母細胞。減数分裂によって1つの卵細胞と3つの極体を生じる。

リアーゼ(りあーぜ、lyase)

脱離反応や付加反応を触媒する酵素の総称。シンターゼとも呼ぶ。EC番号の第4群に属する。

リーシュマニア(りーしゅまにあ、Leishmania)

キネトプラスト網(Kinetoplastea)、トリパノソーマ目(Trypanosomatida)、トリパノソーマ科(Trypanosomatidae)の一属を構成する原生生物。リーシュマニア症を引き起こす原虫。

リーシュマニア症(りーしゅまにあしょう、leishmaniasis)

リーシュマニア属(Leishmania)の原虫によって引き起こされる感染性疾患。サシチョウバエによって媒介される。皮膚、脾臓、骨髄などが侵され、皮膚潰瘍、頭痛、発熱、出血などを引き起こす。ヒト、イヌ、齧歯類などで感染が知られる。

リーディング鎖(りーでぃんぐさ、leading strand)

リガーゼ(りがーぜ、ligase)

発エネルギー反応と共役して触媒作用を行う酵素の総称。シンセターゼとも呼ばれる。EC番号の第6群に属する。

リガンド(りがんど、ligand)

蛋白質などの分子に特異的に結合する低分子物質。酵素の基質、補酵素の他、受容体に結合する分子、抗原、抗体、ホルモン、神経伝達物質なども含まれる。

リジン(りじん、lysine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。塩基性極性側鎖アミノ酸に分類される。ヒトの必須アミノ酸の一つ。豆類、乳製品、魚などに多く含まれる。略号はLys、K。

RISC(りすく、RISC)

→「RNA誘導型サイレンシング複合体」参照。

リパーゼ(りぱーぜ、lipase)

リブロース1,5−ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(りぶろーすいちごびすりんさんかるぼきしらーぜおきしげなーぜ、ribulose 1,5-bisphosphate carboxylase/oxygenase)

→「ルビスコ」参照。

リボース(りぼーす、ribose)

リボ核酸(りぼかくさん、ribonucleic acid)

→「RNA」参照

リポカリン(りぽかりん、lipocalin)

疎水性分子を輸送するタンパク質の一群。共通したβバレル構造を持つ。

リボソーム(りぼそーむ、ribosome)

リボソームRNA(りぼそーむあーるえぬえー、ribosome RNA)

→「rRNA」参照。

rRNA(りぼそーむあーるえぬえー、rRNA)

リポ多糖(りぽたとう、lipopolysaccharide)

リボヌクレアーゼ(りぼぬくれあーぜ、ribonuclease)

RNA分子を分解する酵素。

流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう、influenza)

→「インフルエンザ」参照。

リューマチ(りゅーまち、rheumatoid arthritis)

自己免疫によって主に関節などが侵され、炎症などを起きる疾患。

緑色蛍光蛋白質(りょくしょくけいこうたんぱくしつ、green fluorescent protein)

オワンクラゲ(Aequorea victoria)などの発光器から発見された緑色の蛍光を発する蛍光蛋白質。蛋白質、細胞、細胞内小器官をこの蛋白質で標識することにより、追跡が容易となるため生物学において幅広く利用される。

緑内障(りょくないしょう、glaucoma)

緑膿菌(りょくのうきん、Pseudomonas aeruginosa )

ガンマプロテオバクテリア網(Gamma Proteobacteria)、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)に属するグラム陰性の好気性細菌。学名はPseudomonas aeruginosa。生活環境で広く見られる常在菌であるが、病原性は弱く健常者には通常病原性を示さない。但し、免疫力の低下した患者などに病原性を示す日和見感染症を引き起こす。薬剤耐性があり、治療の際問題となる。産生する色素ピオシアニンのため膿汁が暗緑色を呈する。

リン酸エノールピルビン酸(りんさんえのーるぴるびんさん、phosphoenolpyruvate)

解糖系中間産物の一つ。エノラーゼの働きにより、2-リン酸グリセリン酸から水分子が除去されて生じる。略称PEP。

リン酸加水分解酵素(りんさんかすいぶんかいこうそ、phosphaatase)

→「ホスファターゼ」参照。

リン酸基転移酵素(りんさんきてんいこうそ、phosphotransferase)

→「キナーゼ」参照。

リン酸グリセリン酸異性化酵素(りんさんぐりせりんさんいせいかこうそ、phosphoglycerate mutase)

解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。3-リン酸グリセリン酸のリン酸基を分子内転移させる反応を触媒する。リン酸グリセリン酸ムターゼ、PGM。

リン酸グリセリン酸リン酸化酵素(りんさんぐりせりんさんりんさんかこうそ、phosphoglycerate kinase)

解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。1,3-ビスホスホグリセリン酸とADPから、3-リン酸グリセリン酸とATPを生じる反応を触媒する。略称PGK。

リン酸グルコース異性化酵素(りんさんぐるこーすいせいかこうそ、phosphoglucose isomerase)

→「グルコース6-リン酸異性化酵素」参照。

リン酸フルクトースリン酸化酵素(りんさんふるくとーすりんさんかこうそ、phosphofructokinase)

解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。フルクトース6-リン酸とATPから、フルクトース1,6-2リン酸(fructose-1,6-bisphosphate)とADPを生じる反応を触媒する。略称PFK。

リン脂質(りんししつ、phospholipid)

脂質分子にリン酸が結合したもので、生物界に広く見られる。生体膜の主要成分の1つで、生体膜が関わる各種の生理機能に関係している。

リンパ球(りんぱきゅう、lymphocyte)

リンパ腫(りんぱしゅ、lymphoma)

→「悪性リンパ腫」参照。

類鼻疽(るいびそ、melioidosis)

ルシフェラーゼ(るしふぇらーぜ、luciferase)

生物発光を触媒する酸化酵素の総称。

ルシフェリン(るしふぇりん、luciferin)

生物の化学的発光における発光物質の総称。

ルビスコ(るびすこ、RubisCO)

カルビン回路において、リブロース1,5-2リン酸に二酸化炭素を固定し2分子の3-ホスホグリセリン酸を生成する反応を触媒する酵素。

REST(れすと、REST)

神経細胞に見られる転写抑制因子。

レチナール(れちなーる、retinal)

レチノール(ビタミンA1)の末端のアルコールがアルデヒドになったもの。環構造部分(トリメチルシクロヘキセンリング)と側鎖部分から成り、側鎖部分の二重結合がトランス型かシス型かによって16種の異性体がある。11-シス型は視物質の発色団となる。

レチノール(れちのーる、retinol)

→「ビタミンA」参照。

レトロウイルス(れとろういるす、retrovirus)

遺伝情報を1本鎖RNAの形で保持し、逆転写酵素を用いてDNAにコピーしてから遺伝情報の発現や増殖を行うウイルス(ボルチモア分類VI類、ssRNA-RT)の一科。ヒトエイズウイルス(HIV)などが含まれる。ssRNA-RTウイルス全体を指してこの語が使われている場合もある。

レビー小体(れびーしょうたい、Lewy body)

レビー小体型認知症(れびーしょうたいがたにんちしょう、dementia with lewy body)

ロイシン(ろいしん、leucine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つで、疎水性アミノ酸に分類される。ほとんど全てのタンパク質に含まれるアミノ酸残基。ヒトが体内で合成できない必須アミノ酸の1つ。略号はLeu、L。

ロイシンジッパー(ろいしんじっぱー、leucine zipper)

αらせん上で7残基ごとにロイシンが4〜5回繰り返して出現するタンパク質ドメイン。らせん2回転ごとに疎水性アミノ酸であるロイシン残基が突出した面ができるため、2つのドメインがロイシン残基を介してジッパー状にかみ合って2量体を形成することができる。このドメインを持つ転写制御因子はジッパーの近くに塩基性アミノ酸を持ち、この領域でDNAと結合するため、basic ZIP (bZIP) タンパク質とも呼ばれる。

濾過性病原体(ろかせいびょうげんたい、filterable microorganism)

→「ウイルス」参照。

六単糖(ろくたんとう、hexose)

→「ヘキソース」参照。

ロドプシン(ろどぷしん、rhodopsin)

明暗の識別を行う視細胞に含まれる視物質の一つ。タンパク質のオプシンと発色団の11-シス-レチナールが結合したもの。αらせんを7つ持つ、典型的なGタンパク質結合型の受容体タンパク質。