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用語解説さ行

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サーカディアンリズム(さーかでぃあんりずむ、circadian rhythm)

→「概日リズム」参照。

サイクリン(さいくりん、cyclin)

真核生物の細胞周期遷移を制御しているタンパク質ファミリー。サイクリン依存性キナーゼ(Cdk)と複合体を形成して活性化させ、細胞周期を次の段階へと進行させる。段階によってそれぞれ異なるサイクリンが働く。

サイクリン依存性キナーゼ(さいくりんいぞんせいきなーぜ、cyclin-dependent kinase)

→「サイクリン」参照。

サイトカイニン(さいとかいにん、cytokinin)

植物ホルモンの一種。

サイトカイン(さいとかいん、cytokine)

細胞間の信号伝達を司るタンパク質。多くの種類があるが、特に免疫や炎症に関わるものが多い。

細胞外基質(さいぼうがいきしつ、extracellular matrix)

→「細胞外マトリックス」参照。

細胞外マトリックス(さいぼうがいまとりっくす、extracellular matrix)

細胞から分泌された物質によって細胞の外側に形成される構造物の総称。組織の充塡材として物理的構造を保つ他、細胞の活性を制御するなどの働きを持つ。主成分は多糖やタンパク質。細菌や植物の細胞壁、昆虫のクチクラ、軟体動物の貝殻も細胞外マトリックスの1つ。

細胞結合(さいぼうけつごう、cell junction)

2つの細胞の間または細胞と細胞間マトリックスをつないでいる領域。

細胞骨格(さいぼうこっかく、cytoskeleton)

細胞の形状維持や運動に貢献している機構。細胞質に存在し、アクチンフィラメント、中間径フィラメント、微小間などの繊維状タンパク質で構成されている。従来は真核生物のみが持つ機構と考えられていたが、原核生物も細胞骨格を持つことが明らかになっている。PubMed:16959967]]

細胞質分裂(さいぼうしつぶんれつ、cytokinesis)

真核生物の細胞分裂において、核分裂に続いて起こる細胞質が2つに分かれる過程。

細胞周期(さいぼうしゅうき、cell cycle)

細胞を複製する周期のこと。所定の過程を経て細胞の内容を複製し,2つに分割する。細胞分裂周期とも呼ばれる。

細胞傷害性Tリンパ球(さいぼうしょうがいせいてぃーりんぱきゅう、cytotoxic T lymphocyte)

キラーT細胞、CTLとも呼ばれる。特異的なT細胞抗原受容体(TCR)を介して標的細胞上のクラスI-MHCとそれに会合した抗原ペプチドを同時に認識し、標的を殺す。細胞表面抗原としてCD8を持つ。

細胞性免疫(さいぼうせいめんえき、cell-mediated immunity)

獲得免疫の一種。抗原ごとに異なるT細胞を活性化し、感染細胞や腫瘍細胞を殺したり、マクロファージやナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させて細胞内病原体を破壊したりする免疫作用。

細胞接着分子(さいぼうせっちゃくぶんし、cell adhesion molecule)

動物細胞の表面にあって、細胞間または細胞と細胞外マトリックスとの接着を仲介するタンパク質。略してCAMとも呼ぶ。

細胞分裂(さいぼうぶんれつ、cell division)

1つの母細胞が2個以上の娘細胞に分かれる現象。真核生物の場合、まず核の分裂(有糸分裂)が起こり、続いて細胞質が分裂する。

細胞壁(さいぼうへき、cell wall)

細胞膜の外側に存在し、細胞の構造強化などの働きを持つ細胞外マトリックス。植物、細菌、古細菌、菌類、藻類の細胞に見られるが、動物や原生生物の細胞にはほとんど見られない。

サイロキシン(さいろきしん、thyroxin)

甲状腺ホルモンの一つ。

サテライト(さてらいと、satellite)

サルコーマ(さるこーま、sarcoma)

→「肉腫」参照。

酸化還元酵素(さんかかんげんこうそ、oxydoreductase)

酸化還元反応を触媒する酵素の総称。EC番号の第1群に属する。

3_10らせん(さんじゅうらせん、3_10 helix)

ポリペプチド鎖らせん構造の一種。右巻きで、3つ先のアミノ酸残基と水素結合を形成するもの。この構造は少し立体的に無理があり、まれにαらせんの末端で見られる程度である。一般表記では3_10らせん(1回転で3残基進み、水素結合でできる環を構成する原子は10個)。

三炭糖(さんたんとう、triose)

→「トリオース」参照。

三炭糖リン酸異性化酵素(さんたんとうりんさんいせいかこうそ、triose phosphate isomerase)

解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。グリセルアルデヒド3-リン酸とジヒドロキシアセトンリン酸とを相互変換する反応を触媒する。略称TIM、またはTPI。

三半規管(さんはんきかん、three semicircular canal)

内耳にある器官の一つで、平衡感覚を司る。

3-ホスホグリセリン酸(さんほすほぐりせりんさん、3-phosphoglycerate)

解糖系中間産物の一つ。リン酸グリセリン酸リン酸化酵素(phosphoglycerate kinase)の働きにより1,3-ビスホスホグリセリン酸とADPからATPと共に生成される。略称3PG。

三類感染症(さんるいかんせんしょう、third category infectious disease)

日本において、感染症の予防および蔓延防止のため制定されている「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症予防法)」で規定される感染症の一分類。感染力や罹患時の重篤性から見てそれほど危険性は高くないが、特定の職業への就業により集団感染を引き起こしうる疾患として「コレラ」「細菌性赤痢」「腸管出血性大腸菌感染症(O157など)」「腸チフス」「パラチフス」の4疾患が指定されている。これらの感染症に罹患した患者を診断した医師は直ちに最寄りの保健所長に届けることとなっている。

ジアルジア症(じあるじあしょう、giardiasis)

ランブル鞭毛虫によって引き起こされる感染性疾患。ヒトに胃腸炎などを起こす。

CRH(しーあーるえいち、CRH)

→「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」参照。

CRF(しーあーるえふ、CRF)

→「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」参照。

CRP(しーあーるぴー、CRP)

→「C反応性蛋白質」参照。

GEF(じーえーえふ、GEF)

→「グアニンヌクレオチド交換因子」参照。

CAM(しーえーえむ、CAM)

→「細胞接着分子」参照。

cAMP(しーえーえむぴー、cAMP)

→「環状AMP」参照。

GFP(じーえふぴー、GFP)

→「緑色蛍光蛋白質」参照。

C3植物(しーさんしょくぶつ、C3 plant)

光合成の炭素固定過程としてカルビン回路のみを持つ植物。

CJD(しーじぇいでぃー、CJD)

→「クロイツフェルトヤコブ病」参照。

Gタンパク質(じーたんぱくしつ、G protein)

→「GTP結合タンパク質」参照。

G蛋白質共役受容体(じーたんぱくしつきょうえきじゅようたい、G-protein-coupled receptor)

細胞膜に存在する膜貫通蛋白質で、細胞の外側からやってきた伝達物質を受容し、細胞内に信号を伝達する。

cDNA(しーてぃーえぬえー、cDNA)

→「環状DNA」参照。

CTL(しーてぃーえる、CTL)

→「細胞傷害性Tリンパ球」参照。

Cdk(しーでぃーけー、Cdk)

→「サイクリン依存性キナーゼ」参照。

GTP(じーてぃーぴー、GTP)

ヌクレオシドの1種グアノシンの5'位に3つのリン酸が鎖状に結合した化合物。ATPと同様に、末端のリン酸を加水分解して解放して大きなエネルギーを放出する。RNA合成の材料となる他、微小管の集合や、タンパク質合成、細胞信号伝達など様々な生理機能を担う。

GTPアーゼ(じーてぃーぴーあーぜ、GTPase)

→「GTP結合タンパク質」参照。

GTPase(じーてぃーぴーあーぜ、GTPase)

→「GTPアーゼ」参照。

GTPアーゼ活性化タンパク質(じーてぃーぴーあーぜかっせいかたんぱくしつ、GTPase activating protein)

GTP結合タンパク質に結合して不活性化させるタンパク質。GTP結合タンパク質のGTPアーゼ活性を刺激し、結合しているGTPをGDPへと加水分解させる。逆に活性化させる働きを持つのがグアニンヌクレオチド交換因子(GEF)。

GTP結合タンパク質(じーてぃーぴーけつごうたんぱくしつ、GTP binding protein)

グアノシン3リン酸(GTP)をグアノシン2リン酸(GDP)に加水分解するGTPアーゼ活性を持ったタンパク質の総称。他のタンパク質の活性化/不活性化を行うことで、さまざまな細胞内信号伝達の調節に関わる。

CD分類(しーでぃーぶんるい、CD)

分子クラスター(cluster of differentiation、cluster of determination)の略。ヒトの白血球を主とした様々な細胞表面にある分子(表面抗原)対するモノクローナル抗体を特性によって分類したもの。

シート(しーと、sheet)

C反応性蛋白質(しーはんのうせいたんぱくしつ、C reactive protein)

炎症や組織の損傷によって血中に現れる蛋白質。名称は、肺炎球菌のC多糖体と結合することに由来する。

GPCR(じーぴーしーあーる、GPCR)

→「G蛋白質共役受容体」参照。

C末端(しーまったん、C terminal)

→「カルボキシル末端」参照。

C4植物(しーよんしょくぶつ、C4 plant)

光合成の炭素固定過程としてカルビン回路と、二酸化炭素を濃縮するC4回路の2段階の反応過程も持つ植物。C3植物より高効率で光合成ができ、高温などへの耐性が高い。

JH(じぇいえいち、JH)

→「幼若ホルモン」参照。

jV(じぇいぶい、jV)

日本蛋白質構造データバンク(PDBj)の活動の一環として開発された高分子立体構造閲覧ソフト。XML形式の分子構造データ(PDBML)やテキスト形式の分子構造データ(PDB format)を読み込んで表示し、対話的に分子の立体画像を操作できる。また分子以外のポリゴン情報も読み込んで表示することができる。この特徴を利用して、eF-siteの静電ポテンシャル表面形状情報を表示したりすることもできる。動作にはJavaが利用できる環境が必要。URLは、http://www.pdbj.org/PDBjViewer/index_j.html

Jmol(じぇいもる、Jmol)

Javaで記述された分子三次元構造視覚化ソフトウェア。かつて存在したソフトウェアXmolがサポートされなくなったため、その代替としてオープンソース形式で作られたのが発端。URLは http://www.jmol.org/

紫外線(しがいせん、ultraviolet light)

電磁波の一種で、可視光線より波長が短く、X線より波長が長い。波長の範囲はおよそ380nm〜10nm。化学的作用が強く、殺菌作用、ビタミンDの生成作用、新陳代謝の促進効果など有用な効果がある一方で、皮膚、目、免疫系に害を与えうる。

志賀様毒素(しがようどくそ、Shiga-like toxin)

→「ベロ毒素」参照。

磁気共鳴画像法(じききょうめいがぞうほう、magnetic resonance imaging)

核磁気共鳴(NMR)の物理現象を利用して、生体内部の情報を画像化する方法。断面画像から3次元的情報を得ることができる。

視紅(しこう、rhodopsin)

→「ロドプシン」参照。

視交叉上核(しこうさじょうかく、suprachiasmic (suprachiasmatic) nucleus)

自己スプライシング(じこすぷらいしんぐ、self-splicing)

RNA分子自らが触媒となって、RNA分子から遺伝子非コード領域(イントロン)を除去する反応。この反応にはタンパク質による酵素を必要としない。

脂質ラフト(ししつらふと、lipid raft)

細胞膜に存在する微小構造。スフィンゴ脂質、コレステロールが豊富で周囲よりも厚く、膜貫通タンパク質の働きを助けていると考えられている。

視床下部(ししょうかぶ、hypothalamus)

システイン(しすていん、cysteine)

側鎖に硫黄を含む疎水性アミノ酸の1つ。タンパク質分子内でシステイン分子同士がジスルフィド結合を形成してタンパク質の構造安定化に寄与している。略号はCys、C。

ジスルフィド結合(じするふぃどけつごう、disulfide bond)

2つのシステインのチオール(-SH)基の間に形成される共有結合。タンパク質の立体構造安定化に貢献する。

自然免疫(しぜんめんえき、innate immunity)

獲得免疫によらない広義の免疫的生体防御機構の総称。抗原非特異的で、多くの生物が持つ免疫。

疾病及び関連保健問題の国際統計分類(しつびょうおよびかんれんほけんもんだいのこくさいとうけいぶんるい、International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)

世界保健機関(WHO)が作成した死因や疾病の分類。異なる国や地域から、異なる時点に集計された死亡や疾病のデータを体系的に記録し、分析、解釈及び比較を行うことを目的として作られている。現在最新の版はICD-10で、22のグループで構成されている。URLは http://www.who.int/classifications/ 。日本ではこれを元とし、厚生労働省が「疾病、傷害及び死因分類」を作成し、統計法に基づく統計調査に使用されるほか、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されている。URLは http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/index.html

シトクロム(しとくろむ、cytochrome)

ヘム鉄を中心に含んで酸化還元機能を持つ有色のタンパク質。多くの生物中に存在し、酸素呼吸や光合成の電子伝達系で、電子を運搬するなどの働きを担う。

シナプス(しなぷす、synapse)

神経細胞の末端にあって、隣接する神経細胞に接する部分。神経伝達物質を分泌し、隣接する神経細胞に信号を伝達する。

ジヒドロキシアセトンリン酸(じひどろきしあせとんりんさん、dihydroxyaceton phosphate)

解糖系中間産物の一つ。

ジフテリア(じふてりあ、diphtheria)

ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)によって引き起こされる感染性疾患。発熱、咳、筋力低下などを伴う。日本では感染症法施行規則で第二類感染症に指定され、破傷風、百日咳と合わせ三種混合として予防接種が行われる。

ジベレリン(じべれりん、gibberellin)

植物ホルモンの一種。

脂肪酸合成酵素(しぼうさんごうせいこうそ、fatty acid synthase)

刺胞動物(しほうどうぶつ、Cnidaria)

刺胞動物門(Cnidaria)に属する二胚葉性動物の総称。名称は、「刺胞」と呼ばれる、刺糸を備えた細胞内小器官をもつ細胞があることに由来する。体型は、付着性のポリプ型と、遊泳性のクラゲ型に大別できる。

シマヒメハヤ(しまひめはや、zebra fish)

→「ゼブラフィッシュ」参照。

シミアンウイルス(しみあんういるす、simian virus)

シャペロニン(しゃぺろにん、chaperonin)

シャペロン(しゃぺろん、chaperone)

他のタンパク質が作られるのを助けるタンパク質。誤った構造に折り畳まれて、不活性なタンパク質ができたり、タンパク質が凝集したりするのを防いでいる。

住血吸虫(じゅうけつきゅうちゅう、blood fluke)

修復(しゅうふく、repair)

主鎖(しゅさ、backbone)

タンパク質や核酸などの直鎖状分子において、鎖の中心部分を構成する部分。タンパク質ではα炭素とペプチド結合部分、核酸では糖とリン酸から構成される部分を指す。

腫瘍(しゅよう、tumor)

生体を構成する細胞自体から生じる、自立的な果樹増殖を示す細胞集合体。分化の程度が高くて増殖速度が遅く、転移性がない良性腫瘍(benign tumor)と、分化の程度が低くて増殖速度が速く、転移性がある悪性腫瘍(malignant tumor)とがある。更に、悪性腫瘍は、上皮性の癌腫、非上皮性の肉腫などに分けられる。

主要組織適合遺伝子複合体(しゅようそしきてきごういでんしふくごうたい、major histocompatibility complex)

移植免疫において、最も強い移植片拒絶反応を引き起こす細胞表面の同種抗原群を支配する遺伝子群。ヒトではHLA抗原がMHC抗原に当たる。分子構造と発現の組織分布からクラスI抗原とクラスII抗原に大別される。MHCはこの頭字語。

上科(じょうか、superfamily)

生物分類において、必要に応じて科(family)の上、目(order)や亜目(suborder)の下に置かれる階層。

ショウジョウバエ(しょうじょうばえ、fruit fly)

双翅目(Diptera)ショウジョウバエ科(Drosophilidae)に属する小型のハエの総称。この中の一種であるキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)を指すことも多い。

常染色体(じょうせんしょくたい、autosome)

性の決定に関与しない染色体。性染色体以外の染色体。

上皮糸状菌症(じょうひしじょうきんしょう  、epidermophytosis)

→「白癬」参照。

上皮組織(じょうひそしき、epithelial tissue)

小胞体(しょうほうたい、endoplasmic reticulum)

真核生物の細胞質中にある、入り組んだ膜を持つ細胞内小器官。タンパク質やリン脂質などの合成や細胞内輸送に関わる。

除去付加酵素(じょきょふかこうそ、lyase)

→「リアーゼ」参照。

蔗糖(しょとう、cane sugar)

→「スクロース」参照。

シロイヌナズナ(しろいぬなずな、thele cress)

アブラナ科の一年草で、遺伝的研究などのモデル生物としてよく用いられる。学名はArabidopsis thaliana。染色体数(2n)は10。

真核生物(しんかくせいぶつ、eukaryote)

核と細胞質が区別できる細胞を持つ生物の総称。ウイルスと原核生物(細菌、古細菌)を除く全ての生物がここに含まれる。3ドメイン説において、3ドメインのうちの1つを構成し、動物界(Animalia)、菌界(Fungi)、植物界(Plantae)、原生生物界(Protista)の4界を含む。

真菌類(しんきんるい、fungi)

生物分類における1つの界(kingdom)を構成する生物群。従属栄養性の真核生物の一種で、キチン質の細胞壁を持つ。酵母、きのこ、かびなどが含まれる。単数形はfungus。

ジンクフィンガー(じんくふぃんがー、zinc finger)

ヌクレオチド結合性タンパク質に見られる部分構造(モチーフ)の一種。亜鉛原子を含み、これに4つのシステインまたはシステインとヒスチジンが2つずつ配位した構造を持つ。2番目のシステインと3番目のシステインまたはヒスチジンとの間に、指のように突き出たアミノ酸配列領域を持つ。

神経膠細胞(しんけいこうさいぼう、gliacyte)

→「グリア細胞」参照。

神経細胞(しんけいさいぼう、neuron)

神経系を構成する単位となる細胞。細胞体とそれから出る突起から構成される。突起には短い樹状突起(dendrite)と軸索の2種類がある。神経繊維を構成するのは後者。神経伝達は、樹状突起→細胞体→軸索の方向に起こり、シナプスを経て隣の神経細胞へと伝達されていく。

神経組織(しんけいそしき、nerve tissue)

親水性残基(しんすいせいざんき、hydrophilic residue)

新生物(しんせいぶつ、neoplasm)

→「腫瘍」参照。

シンセターゼ(しんせたーぜ、synthetase)

→「リガーゼ」参照。

腎臓(じんぞう、kidney)

シンターゼ(しんたーぜ、synthase)

→「リアーゼ」参照。

腎単位(じんたんい、nephron)

→「ネフロン」参照。

蕁麻疹(じんましん、urticaria)

急性皮膚炎の一種。

スイスバイオインフォマティクス研究所(すいすばいおいんふぉまてぃくすけんきゅうじょ、Swiss Institute of Bioinformatics)

http://www.isb-sib.ch/

SwissーProt(すいすぷろっと、Swiss-Prot)

→「UniProt」参照。

水素結合(すいそけつごう、hydrogen bond)

正電荷を帯びた水素原子が、負電荷を帯びた2つの原子によってに共有されてできる非共有的な化学結合。ファンデルワールス力よりは強いが、共有結合やイオン結合よりは弱い。水素結合形成は分子構造の安定化に貢献する。

水痘(すいとう、varicella)

水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus)によって引き起こされる感染性疾患。主症状は水疱(みずぶくれ)。日本では感染症予防法施行規則で第五類感染症に指定されている。

水痘帯状疱疹ウイルス(すいとうたいじょうほうしんういるす、varicella zoster virus)

第I群(2本鎖DNA(dsDNA))、ヘルペスウイルス科(Herpesviridae)、アルファヘルペスウイルス亜科(Alphaherpesvirinae)、水痘ウイルス属(Varicellovirus)に属するウイルス。水痘(水疱瘡)を引き起こす。

スーパーファミリー(すーぱーふぁみりー、superfamily)

1)SCOP(タンパク質の構造分類)の分類階層の一つ。 2)「上科」参照。

スクアレン(すくあれん、squalene)

スクレイピー(すくれいぴー、scrapie)

伝染性海綿状脳症(TSE)の一種。

スクロース(すくろーす、sucrose)

D-グルコースとD-フルクトースの還元性末端同士がグリコシド結合してできた非還元性二糖。サトウキビ(Saccharum officinarum)やサトウダイコン(Beta vulgaris)の汁などから得られる一般的な糖。

SCOP(すこっぷ、SCOP)

タンパク質を構造的特徴を元に分類したデータベース。名称は正式名(Structural Classification Of Protein)の頭字語。イギリスのケンブリッジ大学にあるタンパク質工学センター(Centre for Protein Engineering, CPE)で運営されている。http://scop.mrc-lmb.cam.ac.uk/scop/

スフィンゴ脂質(すふぃんごししつ、sphingolipid)

複合脂質の一種で、セラミドおよびその1位の水酸基に糖やリン酸コリンが結合した誘導体の総称。糖が結合したものをスフィンゴ糖脂質、リン酸化合物が結合したものをスフィンゴリン脂質と呼ぶ。細胞膜で豊富に見られ、膜タンパク質の機能を助けていると考えられている。

スフィンゴシン(すふぃんごしん、sphingosine)

不飽和結合を1つ持つ、炭素を18個持つ長鎖アミノアルコール。スフィンゴ脂質の構成要素であるスフィンゴイドの一種。2-アミノ-4-オクタデセン-1,3-ジオール。

スフィンゴ糖脂質(すふぃんごとうししつ、shpingoglycolipid)

セラミドの1位水酸基に糖化合物がグリコシド結合で結合した糖脂質の総称。スフィンゴ脂質の一種。

スフィンゴミエリン(すふぃんごみえりん、sphingomyelin)

代表的なスフィンゴリン脂質。高等生物の脳組織、神経組織、赤血球などに広く見られる。

スフィンゴリン脂質(すふぃんごりんししつ、sphingophospholipid)

セラミドの1位水酸基にリン酸化合物がリン酸ジエステル結合で結合したリン脂質の総称。スフィンゴ脂質の一種。

スルホニルウレア(するほにるうれあ、sulfonylurea)

関連エントリー:PDB:1YBH]]

スレオニン(すれおにん、threonine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。中性極性側鎖アミノ酸に分類される。ヒトの必須アミノ酸の一つ。略号はThr、T。

セアカゴケグモ(せあかごけぐも、redback spider)

クモ目(Araneae)、ヒメグモ科(Theridiidae)、ゴケグモ属(Latrodectur)に属するクモ。毒性のある外来生物。雌は体長1cm程度で背中に赤い帯状の模様がある。雄には赤い模様はなく、体長は3mm程度。学名はLatrodectus hasseltii。背赤後家蜘蛛。

制限酵素(せいげんこうそ、restriction enzyme)

精原細胞(せいげんさいぼう、spermatogonium)

雄性の生殖原細胞。体細胞分裂によって精母細胞になる。

精子(せいし、spermatozoon)

雄性の配偶子。鞭毛を持ち、運動能を持つ。精細胞から精子完成反応を経てできる。

星状膠細胞(せいじょうこうさいぼう、astrocyte)

中枢神経系に存在するグリア細胞の一種で、多数の突起を持つ形状からこの名がある。

生殖系列(せいしょくけいれつ、germline)

生物を構成する細胞のうち、生殖に関わる細胞群の総称。この細胞の遺伝的変異は次世代に伝わりうる。それ以外の細胞は体細胞と呼ぶ。

生殖原細胞(せいしょくげんさいぼう、gametogonium)

体細胞分裂によって生殖母細胞となる細胞。生殖系列に属する細胞の1つ。

生殖細胞(せいしょくさいぼう、germ cell)

生殖母細胞(卵母細胞、精母細胞)が減数分裂した結果作られる細胞。生殖細胞は変化して配偶子(卵、精子)となる。

生殖母細胞(せいしょくぼさいぼう、gametocyte)

減数分裂によって生殖細胞(卵細胞、精細胞)となる細胞。生殖原細胞が体細胞分裂してできる。

性染色体(せいせんしょくたい、sex chromosome)

雌雄の決定に関わる染色体。その他の染色体は常染色体と呼ばれる。

生物発光(せいぶつはっこう、bioluminescence)

生体による発光現象。生体から光の形で放出されるエネルギー。

精母細胞(せいぼさいぼう、spermatocyte)

雄性の生殖母細胞。減数分裂によって4つの精細胞を生じる。精原細胞が体細胞分裂してできたもの。

世界タンパク質構造データバンク(せかいたんぱこうぞうでーたばんく、Worldwide Protein Data Bank)

世界共通の高分子立体構造データベース(蛋白質構造データバンク、PDB)の維持管理を行っている組織。4つのメンバーグループ、アメリカ構造バイオインフォマティクス共同研究施設(RCSB)、欧州バイオインフォマティクス研究所(EBI)の高分子構造データベース(MSD)、日本の大阪大学蛋白質研究所の日本蛋白質構造データバンク(PDBj)、アメリカウィスコンシン-マディソン大学の生体分子NMRデータバンク(BMRB)で構成される。URLはhttp://www.wwpdb.org/

赤芽球(せきがきゅう、erythroblast)

赤痢菌(せきりきん、dysentery bacillus)

赤痢的症状を引き起こす感染性細菌の総称。典型種はシゲラ属(Shigella)で、グラム陰性の桿菌。

赤血球(せっけっきゅう、erythrocyte)

血液中に存在する血球の一種。酸素運搬の役割を担う。

赤血球凝集素(せっけっきゅうぎょうしゅうそ、hemagglutinin)

接合子(せつごうし、zygote)

2つの配偶子が融合した結果生じる2倍体の細胞。

接合子嚢(せつごうしのう、oocyst)

→「オーシスト」参照。

ゼブラフィッシュ(ぜぶらふぃっしゅ、zebra fish)

体長3.2cm程度のコイ科の魚。モデル生物としてよく用いられる。学名:Zebra danio、染色体数(2n)は50。

SEM(せむ、SEM)

→「走査型電子顕微鏡」参照。

セラミド(せらみど、ceramide)

脂肪酸にスフィンゴイドが酸アミド結合した化合物。スフィンゴ脂質の一種。

セリン(せりん、serine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。中性極性側鎖アミノ酸に分類される。略号はSer、S。

セリンプロテアーゼ(せりんぷろてあーぜ、serine protease)

セルラーゼ(せるらーぜ、cellulase)

セルロースを加水分解する酵素。主に菌類、細菌、原生生物によって作られる。EC番号は3.2.1.4。関連エントリー:PDBjMine:1JS4]]

セルロース(せるろーす、cellulose)

グルコース(ぶどう糖)がβ1,4-グリコシド結合によって直鎖状につらなった多糖。植物細胞の細胞壁の主成分であり、細胞構造を強化するのに役立っている。

セレウス菌(せれうすきん、Bacillus cereus)

バシラス属(Bacillus)に属する通性好気性でグラム陽性の真正細菌。食中毒を引き起こす。

セレクターゼ(せれくたーぜ、selectase)

アミロイドβ蛋白質前駆体(amyloid β protein precursor、ABP)からペプチドを切り出す酵素。β型、γ型の場合、アミロイドβ蛋白質を生じるが、α型の場合は生じない。

セロトニン(せろとにん、serotonin )

モノアミン神経伝達物質の一つ。5-ヒドロキシトリプタミン。トリプトファンから合成される。小腸の粘膜にあるクロム親和性細胞(enterochromaffin cell、EC細胞)で多く見られる他、視床下部、血小板などで見られる。腸の蠕動運動や毛細血管収縮などの作用を持つ。シナプス小胞にも多く含まれ、神経伝達物質としても作用する。

染色質(せんしょくしつ、chromatin)

→「クロマチン」参照。

染色体(せんしょくたい、chromosome)

生物の遺伝情報を担うDNAにヒストンタンパク質が結合してできた染色質(クロマチン)が更に凝縮し、棒状の構造体に折り畳まれたもの。特に動植物細胞の細胞分裂や減数分裂の際に見られる。

線虫(せんちゅう、Caenorhabditis elegans)

線形動物門(Nematoda)双線綱(Secernentea)桿線虫目(Rhabditida)線虫属(Caenorhabditis)に属する無脊椎動物の一種。モデル生物として用いられる。

先天性免疫(せんてんせいめんえき、congenital immunity)

→「自然免疫」参照。

先天性免疫(せんてんせいめんえき、natural immunity)

→「自然免疫」参照。

前立腺(ぜんりつせん、prostate gland)

一般に輸精管開口部付近に開く腺の総称。哺乳類の場合、尿道と輸精管の合流部近くに開口する雄性付属生殖腺の一種。分泌液は乳白色で精液の液体成分(精漿)のをなす。

造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう、hematopoietic stem cell)

走査型電子顕微鏡(そうさがたでんしけんびきょう、scanning electron microscope)

相同異質形成(そうどういしつけいせい、homeosis)

→「ホメオーシス」参照。

(ぞく、genus)

生物分類階層の一つ。科(family)の下、種(species)の上。

側鎖(そくさ、sidechain)

即時型過敏反応(そくじがたかびんはんのう、immediate hypersensitivity reaction)

→「アナフィラキシー」参照。

疎水性残基(そすいせいざんき、hydrophobic residue)

ソテツ(そてつ、Cycas revoluta)

ソテツ科(Cycadaceae)ソテツ属(Cycas)に属する裸子植物の一種。