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用語解説あ行

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RA(あーるえー、RA)

→「リューマチ」参照。

RNA(あーるえぬえー、RNA)

リボ核酸(RiboNucleic Acid)の略。糖の一種であるリボースの3'位にリン酸が、1'位に塩基が結合したリボヌクレオチドが単位となり、リン酸ジエステル結合によって直鎖状の多量体(ポリヌクレオチド)を形成する。遺伝子発現の過程などで用いられる。塩基については核酸塩基参照。

RNAi(あーるえぬえーあい、RNAi)

→「RNA干渉」参照。

RNA干渉(あーるえぬえーかんしょう、RNA interference)

ウイルスなどの外来RNAを除去する目的で行われる、選択的な細胞内RNA分解のこと。特定の遺伝子発現を抑制する技術に利用される。

RNAスプライシング(あーるえぬえーすぷらいしんぐ、RNA splicing)

遺伝子が転写されてできたmRNA鎖前駆体(pre-mRNA)から遺伝子非コード領域(イントロン)を除去し、遺伝子コード領域(エキソン)をつなぎ合わせる一連の反応。

RNA誘導型サイレンシング複合体(あーるえぬえーゆうどうがたさいれんしんぐふくごうたい、RNA-induced silencing complex)

RNA干渉に関わる蛋白質や低分子干渉RNA(siRNA)が集まって形成される複合体。

RMSD(あーるえむえすでぃー、RMSD)

タンパク質の立体構造の類似性を測る指標として用いられる値。構造比較を行う2つのタンパク質を立体的に重ね合わせ、対応する各α炭素間の距離xをそれぞれ2乗し相加平均を取ったものの平方根。√{(Σ x^2)/n} (n はα炭素の数)

RCSB(あーるしーえすびー、RCSB)

→「アメリカ構造バイオインフォマティクス研究共同体」参照。

IL(あいえる、IL)

→「インターロイキン」参照。

ICD(あいしーでぃー、ICD)

→「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」参照。

アイソザイム(あいそざいむ、isozyme)

同様の酵素活性を持ちながら、その一次構造(アミノ酸配列)が異なる酵素。タンパク質アイソフォームのうち対象を酵素に限った語句。

アイソフォーム(あいそふぉーむ、isoform)

→「タンパク質アイソフォーム」参照。

iPS細胞(あいぴーえすさいぼう、iPS cell)

体細胞にいくつかの遺伝子を導入することによってES細胞(胚性幹細胞)と同様の万能分化性を持たせた細胞。京都大学の山中伸弥教授らのグループによって初めて作り出された。ES細胞では問題となる、胚盤胞期の細胞を滅失する倫理的問題を解決し、再生医療につながるものとして期待されている。誘導多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)の略。

アキソニン(あきそにん、axonin)

神経系細胞から特異的に分泌される糖タンパク質。神経系の発生に関わる。

アクアポリン(あくあぽりん、aquaporin)

細胞膜にあって、水分子を選択的に細胞膜を越えて輸送する膜貫通タンパク質。

悪性腫瘍(あくせいしゅよう、malignant tumor)

→「」参照。

悪性新生物(あくせいしんせいぶつ、malignant neoplasm)

→「」参照。

悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ、lymphoma)

リンパ系細胞の腫瘍化と増殖によって生じる疾患の総称。

アクチン(あくちん、actin)

真核生物細胞に見られるアクチンフィラメントを形成するタンパク質。球状の単量体はGアクチン、繊維状になった多量体はFアクチンと区別して呼ぶこともある。筋肉では、ミオシン繊維とともにアクトミオシンを形成し、筋収縮における主要な役割を果たしている。

アクチン特異的ADPリボシル化毒素(あくちんとくいてきえーてぃーぴーりぼしるかどくそ、actin-specific ADP-ribosylating toxin)

細菌が作り出す外毒素の一種で、細胞骨格を破壊し細胞を殺してしまう。抗生物質関連の下痢を引き起こす細菌が産生する。

アゴニスト(あごにすと、agonist)

生体内の受容体に作用して、神経伝達物質やホルモンに似た作用を示す薬剤。

アシクロビル(あしくろびる、aciclovir)

ヘルペスウイルス感染症の治療薬。DNAポリメラーゼの働きを阻害する。IUPAC名は2-アミノ-9-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-3H-プリン-6-オン。

アジュバント(あじゅばんと、adjuvant)

→「免疫賦活剤」参照。

アストロサイト(あすとろさいと、astroglia)

→「星状膠細胞」参照。

アスパラギン(あすぱらぎん、asparagine)

蛋白質を構成する20種のアミノ酸のひとつ。中性極性側鎖アミノ酸に分類される。側鎖は -CH2-CONH2。略号はAsn、N。

アスパラギン酸(あすぱらぎんさん、aspartic acid)

蛋白質を構成する20種のアミノ酸のひとつ。酸性極性側鎖アミノ酸に分類される。側鎖は -CH2-COOH。略号はAsp、D。

アセチルCoA(あせちるこえー、acetyl-CoA)

補酵素Aのアセチル誘導体。アセチル基供与体として、解糖系、クエン酸回路、アセチルコリンの生合成、脂質のβ酸化など様々な代謝反応に関与する。

アセチルコリン(あせちるこりん、acetylcholine)

神経伝達物質の1つで、コリンの酢酸エステル。神経細胞間のシナプスや、神経と筋繊維の間の終板において、神経細胞の末端から放出されて副交感神経が刺激され、血圧降下や筋収縮などの生理作用を示す。生体内ではコリンとアセチルCoAからコリンアセチル基転移酵素によって合成される。

アセチル補酵素A(あせちるほこうそえー、acetyl-CoA)

→「アセチルCoA」参照。

アセト乳酸合成酵素(あせとにゅうさんごうせいこうそ、acetohydroxyacid synthase)

アミノ酸合成の初期段階に関与する酵素。EC番号は2.2.1.6。この酵素の働きを阻害するスルホニルウレアなどは除草剤として用いられる。

アデノウイルス(あでのういるす、adenovirus)

第I群(2本鎖DNA(dsDNA))、アデノウイルス科(Adenoviridae)に属するウイルス。正二十面体のカプシドを持つ。ヒトに対する病原性を持つものとして50種程度が知られ、肺炎、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎などを引き起こす。

アデノシン3リン酸(あでのしんさんりんさん、ATP)

→「ATP」参照。

アデノシン2リン酸(あでのしんにりんさん、adenosine diphosphate)

5炭糖のリボースにアデニンと2つのリン酸が結合したヌクレオチド。通常ピロリン酸(PPi)が結合したアデノシン 5'-2リン酸(Adenosine 5'-DiPhosphate)を指し、ADPと略されることが多い。ATPの末端にあるリン酸を加水分解で切断することで得られ、酸化的リン酸化反応により再びATPとなる。

アドレナリン(あどれなりん、adrenaline)

副腎髄質分泌されるホルモンの1つ。アドレナリン作動性ニューロンでも分泌され、神経伝達物質として働く。心拍数の上昇、血圧上昇、瞳孔を開く、血糖値上昇など、興奮状態を作り出す作用を持つ。IUPAC名は 4-(1-ヒドロキシ-2-(メチルアミノ)エチル)ベンゼン-1,2-ジオール。

アドレナリン受容体(あどれなりんじゅようたい、adrenergic receptor)

細胞表面に存在し、神経伝達物質の一つであるアドレナリンを受容する蛋白質。アドレナリンを受容するとG蛋白質を介して細胞内に指令が出され、細胞の役割に応じた防御態勢をとらせる。今月の分子100番で紹介されている。

アナウサギ(あなうさぎ、European rabbit)

アナフィラキシー(あなふぃらきしー、anaphylaxis)

IgE抗体による急性全身性過敏反応。

アニーリング(あにーりんぐ、annealing)

2本の核酸1本鎖を対合させて2本鎖にすること。2本鎖を形成するには、お互いの塩基配列が相補的である必要があり、この性質を用いれば核酸鎖間の相補性を調べることができる。

アブシジン酸(あぶしじんさん、abscisic acid)

植物ホルモンの一種。

アブラツノザメ(あぶらつのざめ、spiny dogfish)

ツノザメ科(Squalidae)に属する軟骨魚類の一種。食用にする。学名 Squalus acanthias 。

アフラトキシン(あふらときしん、aflatoxin)

かびが産生する発がん性物質、かび毒の一種。名称は発見された時、麹菌の一種アスペルギルス フラバス(Aspergillus flavus)によって産生されていたことにちなむ。

アフリカ睡眠病(あふりかすいみんびょう、African sleeping sickness)

寄生性原生生物の一種であるアフリカ睡眠病病原虫Trypanosoma bruceiによって引き起こされる感染症。ツェツェバエによって媒介される。高熱や頭痛などを引き起こし、原虫が中枢神経系に侵入すると意識が混沌としひたすら眠るようになる。

アフリカツメガエル(あふりかつめがえる、African clawed frog)

南アフリカ原産で淡水性のカエル。コモリガエル(ピパ)科ツメガエル属に属し、モデル生物として用いられる。学名 Xenopus laevis。

アポトーシス(あぽとーしす、apoptosis)

多細胞生物で見られる,管理の下引き起こされる細胞死のこと。「プログラムされた細胞死」とも呼ばれる。そのプログラムは細胞内で活性化され,DNAの切断、細胞質の萎縮、膜の変化などを介して周囲の細胞に影響を与えることなく細胞は死亡する。

アミノ基(あみのき、amino group)

弱塩基性の官能基で、アンモニア(NH3)の1つ以上の水素を他の有機官能基で置換したもの。水溶液中では水素原子を受容し、正電荷を運搬する。

アミノ酸(あみのさん、amino acid)

アミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)の両方を分子内に持つ有機化合物。天然に得られるアミノ酸の大半はこの2つの官能基が同じ炭素に結合したα-アミノ酸で、お互いにペプチド結合でつながりタンパク質やペプチドを形成する。一般的にタンパク質の構成要素となっているアミノ酸は20種で、これにはイミノ酸であるプロリンも含める。

アミノ末端(あみのまったん、amino terminal)

ポリペプチド鎖の一端で、アミノ基が遊離している側。N末端とも言う。タンパク質のアミノ酸配列(一次構造)はアミノ末端から順に記述される。

アミラーゼ(あみらーぜ、amylase)

澱粉のグリコシド結合を加水分解して、オリゴ糖や単糖を生成する反応を触媒する酵素の総称。α-アミラーゼ(EC3.2.1.1)、β-アミラーゼ(EC3.2.1.2)、グルコアミラーゼ(EC3.2.1.3)がある。

アミロイド(あみろいど、amyloid)

不溶性繊維質タンパク質の一種。凝集性があり、組織に沈着するとアミロイド病などの要因となる。

アミロース(あみろーす、amylose)

グルコース(ぶどう糖)がα-1,4グリコシド結合によって直鎖状に連なった多糖。澱粉の一種。

アミロペクチン(あみろぺくちん、amylopectin)

グルコース(ぶどう糖)が連なった多糖で、α-1,4結合による直鎖状部分に加え、α-1,6による分岐を含んでいる。澱粉の一種。

アミン(あみん、amine)

中心に窒素原子を持つ官能基または有機化合物。アンモニアの水素原子のいくつか炭化水素基で置換したもの。1価の官能基はアミノ基と呼ばれる。

アメフラシ(あめふらし、sea hare)

軟体動物門(Mollusca)腹足網(Gastropoda)後鰓目(Opisthobranchia)無楯亜目(Aplysiomorpha)に属する生物。狭義ではその中のアメフラシ科(Aplysiidae)に属する生物を指す。神経の細胞体が大きくモデル生物として用いられる。

アメリカ構造バイオインフォマティクス研究共同体(あめりかこうぞうばいおいんふぉまてぃくすけんきゅうきょうどうたい、Research Collaboratory for Structural Bioinformatics)

タンパク質などの生体高分子の立体構造を収めた世界蛋白質構造データバンク(wwPDB)の一員。URLは http://www.pdb.org/pdb/home/home.do

アメリカ国立衛生研究所(あめりかこくりつえいせいけんきゅうじょ、National Institutes of Health)

アメリカ保健社会福祉省の下にある医学研究組織で、1887年に設立された。本部はメリーランド州ベセスダ。27の研究所やセンターを持つ。URLは http://www.nih.gov/

アメリカ国立生物工学情報センター(あめりかこくりつせいぶつこうがくじょうほうせんたー、National Center for Biotechnology Information)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/

アメリカタンパク質情報資源(あめりかたんぱくしつじょうほうしげん、Protein Information Resource)

http://pir.georgetown.edu/

アラニン(あらにん、alanine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の一つ。側鎖にメチル基を持つ。略号はAla、A。

アルギニン(あるぎにん、arginine)

蛋白質を構成する20種のアミノ酸のひとつ。塩基性極性側鎖アミノ酸に分類される。略号はArg、R。

アルゴノート(あるごのーと、argonaute)

mRNA切断活性を持つタンパク質。RNA干渉に必須なタンパク質で、RISC(RNA誘導型サイレンシング複合体)の酵素活性部位を構成する。

アルツハイマー型認知症(あるつはいまーがたにんちしょう、Alzheimer's disease)

認知力の低下などを伴う認知症の一種。病理的には、脳組織の萎縮、大脳皮質への老人斑形成などが見られる。老人斑はβアミロイドの沈着による。ICD-10のIDはG30]。

アルツハイマー病(あるつはいまーびょう、Alzheimer's disease)

→「アルツハイマー型認知症」参照。

アルデヒド(あるでひど、aldehyde)

アルデヒド基(-CHO)の官能基を持つ有機化合物。酸化すれば酸に、還元すればアルコールなる。

アルドース(あるどーす、aldose)

αヘリックス(あるふぁへりっくす、alpha helix)

→「αらせん」参照。

αらせん(あるふぁらせん、alpha helix)

ポリペプチド鎖らせん構造の一種。直鎖状のポリペプチドが、右巻きで、4つ先のアミノ酸残基と水素結合を形成する。水素結合がらせんの内側に形成されて安定化し、立体的にも無理のない構造であるため、タンパク質の構造中によくみられる2次構造となっている。一般表記法では3.6_13らせん(1回転で3.6残基進み、水素結合でできる環を構成する原子は7つ)。

α-ラトロトキシン(あるふぁらとろときしん、alpha-latrotoxin)

クモ毒などに見られる神経毒。

アルブミン(あるぶみん、albumin)

生体細胞や体液中に広く見られるタンパク質の総称。語源は卵白(albumen)で、卵白の主成分である卵アルブミンの他、血漿に含まれる血清アルブミンなどがある。浸透圧の調節や物質輸送などの役割を持つ。

アレルギー(あれるぎー、allergy)

ある抗原に対して免疫反応が過剰に起こる現象。

アロステリック効果(あろすてりっくこうか、allosteric effect)

タンパク質の機能部位とは異なる場所に、別の分子が結合することで、タンパク質の構造変化を引き起こし活性を制御すること。アロステリック制御とも言う。またこのような制御を受けるような酵素をアロステリック酵素と言う。

アロステリック酵素(あろすてりっくこうそ、allosteric enzyme)

→「アロステリック効果」参照。

アロステリック制御(あろすてりっくせいぎょ、allosteric regulation)

→「アロステリック効果」参照。

アンドロゲン(あんどろげん、androgen)

脊椎動物において、雄性を発現させるステロイドホルモンの総称。雄性ホルモン、男性ホルモンとも呼ばれる。

アンドロステンジオン(あんどろすてんじおん、androstenedione)

暗反応(あんはんのう、dark reaction)

光合成の反応過程の一部。明反応で生成された電子やATPを用いて炭素固定を行う反応。

EC番号(いーしーばんごう、EC number)

酵素を機能別に分類し、4段階の階層構造を持つ番号を割り振ったもの。国際生化学分子生物学連合の命名法委員会(NC-IUBMB)によって制定されている。

EBI(いーびーあい、EBI)

→「欧州バイオインフォマティクス研究所」参照。

イクオリン(いくおりん、)

→「エクオリン」参照。

異形接合子(いけいせつごうし、heterozygote)

異形配偶(いけいはいぐう、anisogamy)

配偶子の大きさが互いに異なる有性生殖の型。動物などに見られる。

異性化酵素(いせいかこうそ、isomerase)

異性化反応を触媒する酵素の総称。EC番号の第5群に属する。

イソ酵素(いそこうそ、isoenzyme)

→「アイソザイム」参照。

イソロイシン(いそろいしん、isoleucine)

タンパク質を構成する20種のアミノ酸の一つで、疎水性。ヒトが体内で合成できない必須アミノ酸の1つ。略号はIle、I。

イタヤガイ(いたやがい、bay scallop)

軟体動物門二枚貝網イタヤガイ科に属する貝。食用にされる。

1,3-ビスホスホグリセリン酸(いちさんびすほすほぐりせりんさん、1,3-bisphosphoglycerate)

解糖系中間産物の一つ。グリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素の働きによりグリセルアルデヒド3-リン酸から水素が除去され、リン酸が付加されて生成される。

1倍体(いちばいたい、haploid)

生命維持に必要な最小限の染色体組を1つしか持たない生物。多くの動物は、配偶子でのみ一倍体となる。

一類感染症(いちるいかんせんしょう、first category infectious disease)

日本において、感染症の予防および蔓延防止のため制定されている「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症予防法)」で規定される感染症の一分類。感染力や罹患時の重篤性から見て極めて危険性が高い疾患として「エボラ出血熱」「クリミア・コンゴ出血熱」「痘瘡」「ペスト」「マールブルグ病」「ラッサ熱」「南米出血熱」の7疾患が指定されている。いずれも国内になく外国から輸入感染症である。これらの感染症に罹患した患者を診断した医師は直ちに最寄りの保健所長に届けることとなっている。

遺伝子オントロジー(いでんしおんとろじー、gene ontology)

遺伝子産物に関する記述用語を統一するための用語体系データベース。生物種別遺伝子データベースが共同して遺伝子オントロジー協会(Gene ontology consortium)を作って運営している。生物学的反応過程、細胞構成要素、分子機能の3つの分野に分けて階層的に用語が分類されている。 http://www.geneontology.org/

遺伝子サイレンシング(いでんしさいれんしんぐ、gene silencing)

遺伝子の発現を抑制することで、遺伝子転写段階での抑制と、転写後の抑制とがある。

遺伝子発現抑制(いでんしはつげんよくせい、gene silencing)

→「遺伝子サイレンシング」参照。

イネもみ枯細菌病(いねもみこさいきんびょう、grain rot)

イミダゾリノン(いみだぞりのん、imidazolinone)

関連エントリー:PDB:1YBH]]

イモガイ(いもがい、cone snail)

軟体動物門(Mollusca)腹足網(Gastropoda)イモガイ科(Conidae)イモガイ属(Conus)に属する生物。肉食性で、捕食や外敵への抵抗手段として歯舌を発達させた毒銛を用い、ここから神経毒であるコノトキシンを標的に対して注入する。

インシュリン(いんしゅりん、insulin)

→「インスリン」参照。

インスリン(いんすりん、insulin)

膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるポリペプチドホルモン。血糖値を下げる働きを持つ。

インターフェロン(いんたーふぇろん、interferon)

インターロイキン(いんたーろいきん、interleukin)

白血球より分泌される一群の情報伝達蛋白質。

インテグリン(いんてぐりん、integrin)

インテグロン(いんてぐろん、integron)

関連エントリー:PDB:2A3V]]

インテリン(いんてりん、intein)

咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ、pharyngoconjunctival fever)

アデノウイルスによる感染症。主な症状は発熱、咽頭炎、眼症状で小児への罹患が多い。プールを通して感染しやすいことからプール熱とも呼ばれる。

イントロン(いんとろん、intron)

インフルエンザ(いんふるえんざ、influenza)

インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症。高熱、筋肉痛や呼吸器系障害を呈する。

インフルエンザウイルス(いんふるえんざういるす、influenza virus)

オルトクソウイルス科(Orthomyxoviridae)に属し、相補1本鎖RNAを遺伝子として持つウイルス。A、B、Cの3つの型がある。インフルエンザ(流行性感冒)を引き起こす。

インフルエンザ菌(いんふるえんざきん、Bacillus influenzae)

ヘモフィルス属のグラム陰性桿菌。インフルエンザ(流行性感冒)には直接関係しない。さまざまな型があるが、最もよく見られ乳幼児に髄膜炎や肺炎などを引き起こすのはb型菌。

ウイルス(ういるす、virus)

細胞構造やエネルギー産生系を持たず、他の生物細胞内でのみ増殖できる感染性の微小構造体。ゲノムはDNAまたはRNAのどちらか一方を持ち、それを元に7群に分類されている(ボルティモア分類)。

ウイロイド(ういろいど、viroid)

ウイルスの一種。蛋白質などで構成される殻を持たず、RNAによる遺伝子がむき出しとなっている。遺伝子は蛋白質をコードせず、宿主に依存する。

ウエストナイルウイルス(うえすとないるういるす、West Nile virus)

第IV群(プラス1本鎖RNA(+ssRNA))、フラビウイルス科(Flaviviridae)フラビウイルス属(Flavivirus)に属するウイルス。ウエストナイル熱を引き起こす。鳥類の体内で増殖し、蚊に媒介されて他の生物にも感染する。

ウエストナイル熱(うえすとないるねつ、West Nile fever)

ウエストナイルウイルスによって引き起こされる感染性疾患。発症するのは2割程度で、症状は、発熱、頭痛、筋肉痛といったインフルエンザに似たもの。比較的軽症だが、脳に感染すると脳症を引き起こし重篤となりうる。現在ワクチンはなく、治療は対症療法となる。通常数日から1週間程度で回復する。流行地域は、アフリカ、西アジア、中東、ヨーロッパ、北米。日本では第四類感染症に指定されている。

牛海綿状脳症(うしかいめんじょうのうしょう、Bovine spongeiform encephalopathy)

伝染性海綿状脳症の一つで、牛の脳に空洞が生じて海綿状になる疾患。日本では家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されている。異常プリオン蛋白質によって引き起こされると考えられている。

鬱病(うつびょう、depression)

気分の抑うつなどを伴う精神性疾患。治療は、神経伝達物質の分泌を促す薬物などが用いられる。

ウミウシ(うみうし、sea slug)

軟体動物門(Mollusca)腹足網(Gastropoda)後鰓目(Opisthobranchia)に属する生物の中で、貝殻が縮小または消失している生物の総称。

運搬RNA(うんぱんあーるえぬえー、transfer RNA)

→「tRNA」参照。

エイズ(えいず、acquired immune deficiency syndrome)

→「後天性免疫不全症候群」参照。

AIDS(えいず、AIDS)

→「後天性免疫不全症候群」参照。

エイズウイルス(えいずういるす、AIDS virus)

→「HIVウイルス」参照。

HIVウイルス(えいちあいぶいういるす、HIV virus)

レトロウイルス科(Retroviridae)レンチウイルス属(Lentivirus)に属する第6群の逆転写ウイルス。エンベロープを持ち、遺伝子は1本鎖RNA+鎖の形で持つ。ヒトに感染し、後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こす。細胞表面抗原としてCD4を持つヘルパーT細胞に感染し、免疫機構を破壊する。

HHV−3(えいちえいちぶいさん、HHV-3)

→「水痘帯状疱疹ウイルス」参照。

HSP(えいちえすぴー、HSP)

→「熱ショックタンパク質」参照。

H抗原(えいちこうげん、H antigen)

AMP(えーえむぴー、AMP)

アデノシン 5'-1リン酸(Adenosine 5'-MonoPhosphate)の略。RNAを構成する4つのヌクレオチドのうちの1つ。

ALS(えーえるえす、ALS)

1)「筋萎縮性側索硬化症」参照。 2)「アセト乳酸合成酵素」参照。

ACTH(えーしーてぃーえいち、ACTH)

→「副腎皮質刺激ホルモン」参照。

ATP(えーてぃーぴー、ATP)

糖の一種リボースの1'位にプリン塩基の1つであるアデニンが結合したアデノシンを元とし、更にリボースの5'位にリン酸基が鎖状に3つ結合した化合物。生体内のエネルギー運搬体としてよく用いられる。リン酸基間の結合は不安定で、加水分解による切断や他分子への転移によってエネルギーを放出する。アデノシン 5'-3リン酸(Adenosine 5'-TriPhosphate)の略。

ADP(えーでぃーぴー、ADP)

→「アデノシン2リン酸」参照。

ADPRT(えーでぃーぴーあーるてぃー、ADPRT)

→「アクチン特異的ADPリボシル化毒素」参照。

液性免疫(えきせいめんえき、humoral immunity)

→「体液性免疫」参照。

エキソサイトーシス(えきそさいとーしす、exocytosis)

真核生物細胞において、物質を細胞外に排出する方法の1つ。物質を膜で囲んだ小胞が細胞膜と融合して、膜内にあった物質が細胞外に放出される。

エキソトキシン(えきそときしん、exotoxin)

→「外毒素」参照。

エキソン(えきそん、exon)

→「エクソン」参照。

エクオリン(えくおりん、aequorin)

発光性のクラゲであるオワンクラゲ(Aequorea)の発光器に見られる発光蛋白質。Ca2+イオンの濃度によって青色の光を発する。

エクジソン(えくじそん、ecdysone)

昆虫や甲殻類の脱皮や変態を誘発するステロイドホルモン。昆虫では前胸腺、甲殻類ではY器官から分泌される。幼若ホルモンと共に作用すると脱皮を、幼若ホルモンがないと変態を伴う脱皮を誘導する。

エクソン(えくそん、exon)

真核生物の遺伝子のうち、最終的にタンパク質に翻訳されるなどして利用される部分。通常、翻訳されない非コード領域(イントロン)に隣接して存在する。

SRY遺伝子(えすあーるわいいでんし、SRY gene)

SRY(sex determining region Y )遺伝子は、ヒトなどのY染色体上にある性決定遺伝子。精巣決定因子(testis determining factor、TDF)をコードしており、個体を雄化させる。

siRNA(えすあいあーるえぬえー、siRNA)

→「低分子干渉RNA」参照。

SIB(えすあいびー、SIB)

→「スイスバイオインフォマティクス研究所」参照。

Sav1866(えすえーぶいいちはちろくろく、Sav1866)

SOD(えすおーでぃー、SOD)

→「超酸化物不均化酵素」参照。

SCA(えすしーえー、SCA)

→「鎌形赤血球貧血」参照。

SCN(えすしーえぬ、SCN)

→「視交叉上核」参照。

SCD(えすしーでぃー、SCD)

→「鎌形赤血球症」参照。

エストロゲン(えすとろげん、estrogen)

女性ホルモンの一つ。卵巣から分泌されるステロイドホルモン。雌の生殖腺付属器官の発育と機能を促す。

エチレン(えちれん、ethylene)

植物ホルモンの一種。

X線(えっくすせん、X ray)

波長が10nmから1pm程度の電磁波。原子の軌道電子が遷移することによって発生する。1895年、ドイツの物理学者レントゲンによって発見された。医療診断(レントゲン、CT)、材料試験(非破壊検査)、結晶構造解析などに用いられる。

X線結晶構造解析(えっくすせんけっしょうこうぞうかいせき、X-ray crystal structural analysis)

X線が結晶格子によって回折される現象を利用して結晶内の原子配置を知る手法。

エナンチオマー(えなんちおまー、enantiomer)

互いに鏡像関係にある立体異性体。

NIH(えぬあいえいち、NIH)

→「アメリカ国立衛生研究所」参照。

NAD(えぬえーでぃー、NAD)

→「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」参照。

NADP(えぬえーでぃーぴー、NADP)

→「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸」参照。

NMR(えぬえむあーる、NMR)

核磁気共鳴(nuclear magnetic resonance)の頭字語。

NK細胞(えぬけーさいぼう、NK cell)

→「ナチュラルキラー細胞」参照。

NCBI(えぬしーびーあい、NCBI)

→「アメリカ国立生物工学情報センター」参照。

N末端(えぬまったん、N terminal)

→「アミノ末端」参照。

エノラーゼ(えのらーぜ、enolase)

解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。2-リン酸グリセリン酸から水分子を取り除き、リン酸エノールピルビン酸を生じる反応を触媒する。

エピジェネティクス(えぴじぇねてぃくす、epigenetics)

ゲノム配列の変化を伴なわず、DNAなどの後天的化学修飾によって行われる遺伝子発現の制御を研究する学問の一分野。

エピネフリン(えぴねふりん、epinephrine)

→「アドレナリン」参照。

FSSP(えふえすえすぴー、FSSP)

欧州バイオインフォマティクス研究所(EBI)で運営されているタンパク質構造類似性データベース。DALIアルゴリズムを用いている。URLは http://www.sander.ebi.ac.uk/dali/fssp/

FMDV(えふえむでぃーぶい、FMDV)

→「口蹄疫ウイルス」参照。

FBPase(えふびーぴーあーぜ、FBPase)

→「フルクトース1,6-2リン酸アルドラーゼ」参照。

MRI(えむあーるあい、MRI)

→「磁気共鳴画像法」参照。

MHC(えむえいちしー、MHC)

→「主要組織適合遺伝子複合体」参照。

エラスターゼ(えらすたーぜ、elastase)

蛋白質加水分解酵素の一種で、エラスチンを分解する。

エラスチン(えらすちん、elastin)

疎水性のタンパク質で、細胞外に伸縮性のある繊維を形成する。組織の伸縮性と弾力性を高める働きを持つ。

エリスロポエチン(えりすろぽえちん、erythropoietin)

腎臓で作られ分泌されるホルモンの1つで、赤血球の産生を促進する作用を持つ。酸素の欠乏や、赤血球数の現象によって分泌が促進される。

遠位尿細管(えんいにょうさいかん、distal convoluted tubule)

塩基(えんき、base)

水素を受容、または電子を供与する物質の総称。核酸に用いられるプリン塩基、ピリミジン塩基のことを略して塩基と呼ぶこともある。

エンテロバクター(えんてろばくたー、enterobacter)

関連エントリー:PDB:2FQZ]]

エンドウ(えんどう、garden pea)

マメ科(Fabaceae)の草類。実は食用となる。メンデルが遺伝実験の材料にしたことでも知られる。学名はPisum sativum。

エンドサイトーシス(えんどさいとーしす、endocytosis)

細胞膜を陥入させることにより細胞内へ物質を取り込む過程。関連語句:クラスリン

エンドソーム(えんどそーむ、endosome)

多くの真核生物細胞に見られる、膜に囲まれた細胞内小器官の1つ。エンドサイトーシスによって取り込まれた物質の細胞内輸送を担う。関連語句:クラスリン、リソソーム

エンドトキシン(えんどときしん、endotoxin)

→「内毒素」参照。

エントロピー(えんとろぴー、entropy)

エンベロープ(えんべろーぷ、envelop)

O抗原(おうこうげん、O antigen)

欧州バイオインフォマティクス研究所(おうしゅうばいおいんふぉまてぃくすけんきゅうじょ、Europian Bioinformatics Institute)

http://www.ebi.ac.uk/

黄体ホルモン(おうたいほるもん、progesterone)

→「プロゲステロン」参照。

黄熱ウイルス(おうねつういるす、yellow fever virus)

第IV群(+1本鎖RNA((+)ssRNA))、フラビウイルス科(Flaviviridae)、フラビウイルス属(Flavivirus)に属するウイルス。黄熱病を引き起こす。

黄熱病(おうねつびょう、yellow fever)

黄熱ウイルス(yellow fever virus)によって引き起こされる伝染性疾患。主に中南米やアフリカの熱帯地域で流行する。ネッタイシマカ(Stegomyia (Aedes) aegypti)などに媒介され、感染すると肝臓が侵され黄疸をきたす。

ORF(おーあーるえふ、ORF)

→「オープンリーディングフレーム」参照。

オーキシン(おーきしん、auxin)

植物ホルモンの一種。

オーシスト(おーしすと、oocyst)

オープンリーディングフレーム(おーぷんりーでぃんぐふれーむ、open reading frame)

岡崎フラグメント(おかざきふらぐめんと、Okazaki fragment)

2本鎖DNAが反保存的複製を行う際、複製点付近で形成される短いDNA断片。DNAポリメラーゼは5'末端から3'末端方向にしかヌクレオチド重合を行わないため、逆方向への重合が必要となるラギング鎖の複製では、まず岡崎フラグメントが形成され、後にDNAリガーゼによってつながれ1本のDNA鎖となる。

オピストコンタ(おぴすとこんた、Opisthokonta)

真核生物に含まれる生物分類階層の一つ。動物(後生生物)、菌類、襟鞭毛虫、偽粘菌類などを含む。

オプシン(おぷしん、opsin)

視物質の一つであるロドプシンを構成するタンパク質。

オメガループ(おめがるーぷ、omega loop)

オワンクラゲ(おわんくらげ、Aequorea)

刺胞動物門(Cnidaria)、ヒドロ虫網(Hydrozoa)、軟クラゲ目(Leptomedusae)、オワンクラゲ科(Aequoreidae)に属するクラゲ。刺激を受けると緑色蛍光蛋白質(GFP)の働きにより生殖腺を青白く発光させる。